限られた土地でも庭のある家を作る方法

庭がある家

都心部などの人口が多い場所や人気のエリアで土地を購入してマイホームを建築する場合、限られた空間を有効利用して間取りなどを検討する必要があります。坪単価が高額であるだけに、普通の一戸建て住宅を建築するのと同じ感覚で家づくりに向き合うと、土地の狭さが仇になりとても住みづらい住宅になってしまうリスクがあるからです。とはいえ憧れの人気エリアにマイホームを構えるときであればこそ、これだけは譲れないというこだわりの条件などもあるでしょう。そこで狭小な土地でも快適に生活を送るための、家づくりの工夫や注意点をご紹介します。狭い土地に一戸建て住宅を建築するときに、大切なのは生活に必要な面積を確保するために二階建てや三階建てなどにすることです。平屋住宅で圧迫感を感じることのない間取りを検討するにはある程度の広さの底地が必要なので、狭い底地では空間を確保することが困難だからです。キッチンや洗濯機設置場所などは1階にまとめて、バスルームや寝室を2階に上げてプライベートを守るといった具合の工夫です。水回り関連は隣接するエリアにまとめることで、コンパクトで無駄の無い動線を実現することもできます。

そして個々の部屋を仕切ってしまうと、単調で開放感のない住環境になってしまいます。一般的な間取りや面積でもこのように感じるので、狭い底地ではなおさらです。さほどの広さでなくても吹き抜け部分を確保すれな空間の広がりを感じる開放感ある住空間を演出することも叶います。

出来れば狭い土地でも、坪庭程度の緑の空間を確保すると、自然を身近に感じることができるので日常生活に癒しを感じることが出来ます。天然芝生では雑草狩りや害虫対策など手入れが大変なので、人工芝生を選択するのも一案です。ただし人工芝生は夏場には、人工素材であるだけに高温になりがちなので、空調効率への影響がないのかは要チェック。

また限られた延べ床面積で空間を確保するには、テラスを設けることで一息つけるプライベート空間を実現することも可能です。夏場の高温対策と庭を兼備させる方法として、屋上庭園を設置するという選択肢もあります。屋上庭園を設置することで太陽光の熱を緩和し、屋内の気温上昇を緩和する効果を期待できるからです。
いずれにせよ狭い土地で快適な間取りを実践するのは困難です。狭小住宅にも対応できる、提案力の豊かなハウスメーカーに依頼して、狭い土地でも住み心地の良好なマイホームを実現できれば理想的です。