レオハウスで安くマイホームを手に入れても大丈夫?

レオハウスについて説明する女性

レオハウスはローコスト住宅を主要なシリーズに商品展開するハウスメーカーのひとつです。2006年に設立され、当初はダスキンやクリクラなどで有名なナックを運営母体としていましたが、その後の事業再編の結果、2020年5月には家電量販店最大手のヤマダ電機グループの完全子会社となり、正式名称をヤマダレオハウスと改称されています。

レオハウスがローコスト住宅を提供できるのは、建築資材の大量仕入れと広告宣伝費の削減に力をいれているからです。2019年3月末での引き渡し件数は27000件を超えており、ハウスメーカーとしても大規模に急成長をみせています。ローコスト住宅のハウスメーカーといえば、タマホームが有名ですが、レオハウスは同じ販売戦略を指向しながら一時期は提携関係にありました。現在では袂を分けていますが、坪単価25.8万円とローコスト路線をより全面に出した経営戦略で、今日の受注件数の急増につながったと評価できそうです。

レオハウスのローコスト住宅のなかでも高い人気を誇っているのが、自由設計を特徴とした”大人気の家CoCo”です。このシリーズの特徴は従来からのローコスト住宅の常識をくつがえす自由設計を採用した点にあります。間取りの自由度の高さと選べる住宅設備など、こだわりのある家づくりを低価格で実現しています。”大人気の家CoCo”の坪単価は、45万円からとなっています。

このようにハウスメーカーでありながら、自由度が高い注文住宅を低価格の予算で建築できるのが大きなメリットです。オリジナルの免震システムL-SAVもオプションで選択できて、地震に強いマイホームを実現できます。断熱性能にも力を入れていて、省エネ性能に優れた快適なローコスト住宅を建てることが出来ます。

しかしレオハウスには、購入者の口コミなどからデメリットも指摘されています。ローコスト住宅なのでついついオプションを追加してしまいがちですが、あまり盛り込みすぎると予算オーバーし追加コストが発生する可能性があることです。営業マンにはあらかじめ予算を伝えておいて、綿密な打ち合わせで納得の間取りを選んで予算枠内に収めるのがポイント。多少の予算オーバーは注文住宅ではよくあることですが、そのときは家族で話し合って優先順位をつけてどこを削減できるのかを話し合い、どうしても譲れない部分は多少の追加コストを覚悟するなど、柔軟に対応することが求められます。