憧れの平屋住宅!その特徴とは

新築住宅では依然として二階建てが主流ですが、最近では平屋住宅の魅力が見直されるようになっています。核家族化が進み世帯構成員も減少したことや、セカンドライフで地方に生活の本拠をうつす高齢者世帯の増加などの影響を指摘することが出来ます。ゆったりと開放的な空間を堪能できるのが平屋住宅の魅力ですが、それ以外にどのようなメリットがあるのでしょうか。平屋住宅の特徴やメリットをご紹介します。

新築住宅に関するあるアンケートによると、終の棲家として二階建てと平屋のどちらを選ぶかについての調査結果が明らかになっています。回答者の実に7割近くが平屋住宅を選択しています。実際の新築住宅では二階建てが主流を占めている事実を踏まえると意外ですが、平屋住宅には根強い人気があることを示唆するデータと言えそうです。

平屋建ての家のメリットとしては、ある程度の広さの土地を前提にするので、庭を含めた空間を広々と活用できる暮らし方を実践できることを上げることが出来ます。二階建て住宅には付きものの階段がないので、移動は一階部分のみ。掃除などのために狭く急な階段を上ることもないので生活導線もコンパクトにまとまります。家事のために家の中をあちこち移動という負担から大きく解放されるのはメリットです。

また年齢を重ねると足腰の筋力が衰えることで、階段の昇降が次第に負担に感じられるようになります。老後の生活を踏まえると二階建て住宅は生活事故のリスクが高いと言えます。この点、平屋住宅なら階段での移動を伴うことがないので、老後の生活でも負担が少なくなります。バリアフリー仕様にするのも容易なので、老後の安心した暮らしを実践したい方には最適の生活空間を提供してくれるはずです。また構造的に耐震性能が高いというのもメリット。世界有数の地震大国日本では、住宅の耐震対策は必須といえます。耐震性を考慮するときに重要なのは、構造物の重量です。重量に比例して地震発生時の揺れも大きくなるとされています。この点2階部分の構造物の重量がないので、耐震性能が高いわけです。そしてメンテナンス性の高さも魅力です。住宅を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスやこまめな掃除が必要。平屋住宅では二階建てのように足場を組んでの作業などは必要ないので、業者によるメンテナンス費用も抑えることができます。普段の掃除も2階部分が存在しないので、こまめな掃除もさほどの負担にはならないでしょう。